7 催事 肌感で楽しむ

エリック・クラプトン公演

普通のいでたち いつもの泣き節

 (名古屋市・レインボーホール)

 大好きなクラプトンは、普通のおじさんのいでたちで登場してきた。どばっとしたジーンズに、白いシャツ。そのシャツも、前をはだけたロックミュージシャン風でなくて、ちょっと時代遅れ感がある開襟シャツ風だったのだ。

<▲自宅のクラプトンCD>

 でも演奏が始まると、音と声は、聴きなれたクラプトンだった。中でもギターのハイポジションでの泣き節はしびれる。

 ぼくらの席はステージに向かって右側の最前列だった。クラプトンはソロになると、左側の方へ行ってしまったのが残念だった。

 一緒に行った妻とは、夕方に栄で待ち合わせた。その時点で妻はひどい肩痛を訴えていて、レインボーホールへ向かう途中にスギ薬局でバンテリンを買ってあげて開演前に塗らせた。それがなんと、公演終了時には痛みはひいていた。クラプトンによるサウンド治療だったのかも。

 公演後の遅い夕食は金山の木曽屋へ。リンゴ牛の陶板焼き、岩魚の骨酒、馬刺し、ざるそば…。いつもの定番コースは、いつもより美味しく感じた。これもクラプトン効果だったに違いない。

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