5 映画 銀幕に酔う

米映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト』

これがデップか 新タイプのヒーロー

 (ゴア・ヴァービンスキー監督、公開2006年7月)

(▲写真集の表紙)

 シリーズの第2弾、これがいま人気絶頂のジョニー・デップか、という思いで観終わった。ちょっとコケティッシュで3枚目的なところも随所にみえる。ぼくが知っている過去のスターにはない、新タイプのヒーローだった。

 彼のそうした魅力を最大限に引き出すために作られたのだろう。いろんな要素のすべてを増幅して盛り上げているように見えた。

 ときどきは、筋立ても画面展開も、ハリウッドの特撮の味が強すぎて、少しへきえきもした。ファンタジーであり、冒険映画なのだから当然なのだろう。学生時代ならもっとわくわくして見れたのだろうか。

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