2 小説 物語に浸る 覚醒する三男坊…砂原浩太朗『黛家の兄弟』 2022年6月13日 danchan https://blogolfer-danchan.com/wp-content/uploads/固定ページ用画像/201023-2-サイトロゴミニ修正2 横長.png 団野誠ブログ 「晴球雨読」 端正な文章 巧みな伏線 前作に磨き (講談社、2022年1月) 前作の『高瀬庄左衛門御留書』から1年、待望の新作も舞台は神山藩だ。主人公は筆頭家老の三男坊 …
2 小説 物語に浸る 砂原浩太朗『高瀬庄左衛門御留書』 2021年11月22日 danchan https://blogolfer-danchan.com/wp-content/uploads/固定ページ用画像/201023-2-サイトロゴミニ修正2 横長.png 団野誠ブログ 「晴球雨読」 村回りの絵筆 老武士の実直 美しきオマージュ (講談社、2021年1月) 村回りのやもめ老武士、高瀬庄左衛門はひとり息子をとつぜん失い、藩の騒動にまき …
2 小説 物語に浸る 西條奈可『心淋し川』 2021年6月2日 danchan https://blogolfer-danchan.com/wp-content/uploads/固定ページ用画像/201023-2-サイトロゴミニ修正2 横長.png 団野誠ブログ 「晴球雨読」 鬱屈と哀歓 寂寥を越えて (集英社、2020年9月刊) 江戸の片隅、「心(うら)」の名が頭にある、どぶ川と貧乏長屋を舞台に六編の連作が収められている。どの女の鬱屈 …
2 小説 物語に浸る 葉室麟『いのちなりけり』(再読) 2019年10月3日 danchan https://blogolfer-danchan.com/wp-content/uploads/固定ページ用画像/201023-2-サイトロゴミニ修正2 横長.png 団野誠ブログ 「晴球雨読」 17年ぶりに再読の「純愛」 (文春文庫、単行本は2008年8月) なんと17年ぶりの読み直しである。葉室麟が2012年に直木賞を得た「蜩の記」を読んで、年齢がひとつ …
2 小説 物語に浸る 葉室麟『恋しぐれ』 2019年9月25日 danchan https://blogolfer-danchan.com/wp-content/uploads/固定ページ用画像/201023-2-サイトロゴミニ修正2 横長.png 団野誠ブログ 「晴球雨読」 江戸中期 俳人画人の世界へ (文春文庫、単行本は2011年2月) へえーっ、葉室さんは、武士だけではなく、俳人や画家にまつわる小説も書けるのかと驚いた。主人公の …
2 小説 物語に浸る 葉室麟『散り椿』 2019年9月15日 danchan https://blogolfer-danchan.com/wp-content/uploads/固定ページ用画像/201023-2-サイトロゴミニ修正2 横長.png 団野誠ブログ 「晴球雨読」 にぎやかな展開 秘めたる思い (角川文庫、単行本は2012年3月) 扇野藩の瓜生(うりゅう)新兵衛とその妻の篠が主人公である。瓜生はかつて上司の不正を訴えたが認 …
2 小説 物語に浸る 葉室麟『秋月記』 2019年9月13日 danchan https://blogolfer-danchan.com/wp-content/uploads/固定ページ用画像/201023-2-サイトロゴミニ修正2 横長.png 団野誠ブログ 「晴球雨読」 武士の矜持 豊かな陰影 (角川文庫、初刊本は2009年1月) 福岡藩の小藩、秋月藩の間(あいだ)小四郎が、自分の臆病さを克服せんと発起し、文武に励み、藩のため …
2 小説 物語に浸る 葉室麟『孤篷のひと』 2019年9月9日 danchan https://blogolfer-danchan.com/wp-content/uploads/固定ページ用画像/201023-2-サイトロゴミニ修正2 横長.png 団野誠ブログ 「晴球雨読」 江戸のダ・ビンチ 遠州の伝説と実像 (角川文庫、初刊本は2016年9月) あの小堀遠州の生涯を描いた作品と知って、またまた葉室作品に浸った。 2016年の初刊なの …