8 街歩き 建築を味わう

伊良湖ビューホテル

「まず立地」を実感 改修が奏功か

(愛知県渥美半島・伊良湖岬 )

(▲パンフから抜粋)

 もちろん名前は昔からよく知っていたが、宿泊は初めてだった。渥美半島・伊良湖と知多半島・師崎を結ぶフェリーが9月で運行がなくなると中日新聞で知って車で周遊し、このホテルにも泊まってきた。

 宿泊してみて、再確認と期待を上回るうれしい驚きがいくつかあった。3年前に大規模な改修を終えていたことも大きいのだと思う。

 再確認は、交通の便が悪くても、その裏返しでもある「圧倒的な景観のすばらしさ」があれば、泊り客はやってくるということだった。週末はずっと部屋は満室だった。ホテル関係者がよく言う「ホテルはまず立地です」を実感した。

(▲ホテルから見る恋路が浜)

 改装費の大半は耐震、浴場、食堂に注がれ、それは大いに成功しているとみた。特に浴場の露天風呂から観た夕陽は格別だった。

 湯が浴槽から海側へとあふれ落ちていく形は、シンガポールの有名なマリーナベイ・サンズの屋上プールを想起させる。サンズはまだ行っていないけど、伊良湖はなんといってもお風呂である。リラックス度は比べものにはならないほど伊良湖が上だろう。

 3つ目の驚きは、野菜のおいしさだった。温暖で日当たりのいい渥美半島の獲りたてをしゃぶしゃぶでいただく形は新鮮でもあった。サラダも含めて、野菜好きのぼくには、たまらない贅沢だった。

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