日・豪・NZ・加で「ひまわり生活」!
(講談社、2003年)

何よりも驚きは、著者はこの本を、民主党議員をわずか6か月で辞職した後に書いていることだ。気力と体力もさることながら、知力の強さとエネルギーに圧倒される。
ポイントの第一は、後半生を豊かに暮らすための必要条件として次の4つを挙げていることだ。4番目の「ファイナンス」が巨泉らしい。
- 健康 やはりこれが第一にくる
- パートナー ひとりじゃつまらない
- 趣味 たっぷり時間をどうやって楽しむか
- ファイナンス お金は大事、年金か貯えか
巨泉の真骨頂は、「ひまわり生活」の推奨である。海外で事業を進めていて、当然現地に住宅も所有しているからできる生活だろう。彼の案は以下の通りだ。地球の四季のいいとこどりである。
■11/15~4/15 オセアニアの「夏」
11/15~11/30 ゴールドコースト 気温は高くなっても30度
12/1~2/28 オークランド ~25度
■4/16~5/30 千葉県東金市 日本の桜と新緑の「春」
■6/1~9/15 バンクーバー 汗もかかない「夏」
■9/15~11/15 千葉県東金市 日本の「秋」
うーん、日本は春と秋の3か月半だけか。あとはオセアニアとカナダ。ぼくは頭の中だけでしか描けない。でも作ってみたい。