1 ゴルフ 白球と戯れる

山口信吾『定年後はイギリスでリンクスゴルフを愉しもう』

ゴルフ好き建築家 のめり込みの凄み

(亜紀書房、2003年9月)

 筆者は九大建築の大学院を出ていて、竹中工務店設計部の建築家。米ハーバード大への留学体験がある国際派でもある。

 しかも大のゴルフ好きでハンディも9。英国のリンクスには6年前に魅せられてから通い続けており、定年後はセントアンドリューズの近くの街に住むことまで計画している。

 ぼくはいま55だから、60歳まであと5年。理想というか、心情がとても近い人であることは間違いない。定年まであと1年の現役時代に書いた本なのに、仕事のことがあまり出てこないのも好ましい。いずれぼくもリンクスでプレーしたい。ここまでのめりこめるだろうか。

 3年前の04年11月に読んだ本に永井淳『リンクスランドより』がある。こちらはかれこれ10年近くも現地のコンペに通い続けての集大成で、リンクス経験も古くて長いようにみえる。

 山口氏の本の出版が2003年9月25日。永井氏の本が2004年8月。永井氏が、山口氏のゴルフダイジェストへの寄稿文とか著作に触発されて、リンクス本なら私もと発奮して書かれたような気がする。さてどうだろうか。

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