ネッシーの湖 少年と怪物の触れ合い
(ジェイ・ラッセル監督、公開2008年8月、MOVIX三好)
舞台はスコットランドのネス湖、時は1942年。父を尊敬し戦争からの帰還を待ちわびる多感な少年と、伝説のモンスターの心の触れ合いを大人が描いた。
いわゆる「ネッシー」の写真の話を巧みに取り込みながら、あの写真は捏造だけど、本当はもっとすごいのがいた…。
ストーリーのそんな大胆さよりも、クルーソー(怪物)が愛らしい表情を見せながら、時として野生に戻る変化が米映画っぽい。いまの特撮ってなんでもできてしまうんだ、と感心するしかない。
観ているときは、最後にはクルーソーが独Uボートの潜水艦を身を挺してやっつけて、少年一課と英国軍を救う幕切れを想像した。けれど、もう少しシンプルな終わり方だった。
舞台と主な俳優は英国だが、監督や制作資本、映画会社は米国。こういうのはやはり米国、つまりはハリウッド映画になるのかなあ。
(モビックス三好で二女と)