7 催事 肌感で楽しむ

展覧会『アルヴァ・アアルト』

建築作品の展示が少なく 拍子抜け

(名古屋市美術館、2019年1月)

 がっかりだった。ぼくの場合、アアルトというとどうしてもまず建築家として存在が思い浮かぶので、それを期待していたが、建築に関する展示が少なくて水準も低く、残念だった。

 これまでにアアルト作品として写真で見てきた住宅や公共建築は、フスンランドの木をおおらかに使い、やわらかな曲線につつまれていたイメージがあった。そうした「自分の中のアアルト」を補完してくれる展示を期待していたのだけれど、それを満たしてくれることはなかった。

 副題に「もうひとつの自然」とある。ぼくの思い込みが強すぎて、アアルトという人や当時の社会状況にまで気が回らなかっただけなのかもしれない。

 この展示会が面白かったら、5月か夏休みには妻とフィランドのヘルシンキを訪ね、一週間くらいアアルト中心の街歩きをしたいとも思っていた。この展覧会を見る限り、アアルトをメーンにするのは無理がありそうだ。

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