古典落語が続々 国分と子役が好演
(平山秀幸監督、公開2007年5月、DVD)
NHKの朝の連続ドラマ『ちりとてちん』で落語の魅力をあらためて知ったころに、この映画の存在を知った。
落語のネタが古典も含めて続々と出てきいて、それだけで楽しい。うだつのあがらない落語家の好青年を国分太一が見事に演じている。
弟子の子役の演技も驚くほどうまい。特に発表会での『まんじゅう怖い』がすばらしい。彼が関西弁でしゃべり、タイガースの帽子をかぶっているのも笑える。
そういえば、すぐ後に見た『博士の愛した数式』でも阪神ファンの少年が出てくる。こういう時の球団はやはり「ダメトラ」の阪神なのだろう。巨人や中日では絶対にない。なぜなのだろう。