世界の最前線に出没 女性写真にも魅力
(名古屋市・ノリタケの森ギャラリー)
ふと思いついて、ノリタケの森がいまどうなってるかを見てみようと訪ねたら、現地のギャラリーではこの写真展が開かれていた。
この「不肖」がつく名前は、週刊文春のレポートで知っていた。写真もさることながら、添えられた文章に個性と切れと味とユーモアがあって、気になっていた。
取材先はジャカルタ、アフガン、コソボ、ルーマニアー。そして南極、東ティモールときて、さらにはイラク、金正日のロシア訪問と続く。何らかの「最前線の臭い」がぷんぷんする国や都市に出没している。
5月27日に亡くなった、あの橋田信介さんと直前までバクダッドにいたというのには驚いた。橋田氏を「上官」と仰いでいたという。
写真展ではたくさんのショットを観たが、実はぼくには、女性を撮った作品がいちばん魅力的に映った。そんなことを本人に行ったら怒られるだろうか。直感的には、やっぱり ? と笑顔が返ってくるような気かする。