2 小説 物語に浸る 志水辰夫『きのうの空』 2009年2月5日 danchan https://blogolfer-danchan.com/wp-content/uploads/固定ページ用画像/201023-2-サイトロゴミニ修正2 横長.png 団野誠ブログ 「晴球雨読」 流される「個」 隅々まで染み渡る (新潮文庫、初刊は2001年4月) 十編の短編からなる。中学生、高校生、大学生、社会人、青年、壮年、定年前、そして定年 …
2 小説 物語に浸る 池波正太郎『侠客』 2008年11月25日 danchan https://blogolfer-danchan.com/wp-content/uploads/固定ページ用画像/201023-2-サイトロゴミニ修正2 横長.png 団野誠ブログ 「晴球雨読」 筆づかい生き生き 顔だし解説も新鮮 (新潮文庫、初刊は1969年) 「お若えの、お待ちなせえやし」。これって、どこか何かで耳にしたことがあるセリフだが、いつだれ …
2 小説 物語に浸る 宮部みゆき『龍は眠る』 2008年11月12日 danchan https://blogolfer-danchan.com/wp-content/uploads/固定ページ用画像/201023-2-サイトロゴミニ修正2 横長.png 団野誠ブログ 「晴球雨読」 欠落も淀みもない 高品質のままラストまで (新潮文庫、初刊は1991年) 超能力を持ったふたりの少年と雑誌記者がからまるミステリー。そのストーリーづくりと …
2 小説 物語に浸る 真保裕一『誘拐の果実』 2007年2月28日 danchan https://blogolfer-danchan.com/wp-content/uploads/固定ページ用画像/201023-2-サイトロゴミニ修正2 横長.png 団野誠ブログ 「晴球雨読」 純真な感性 切れる頭脳 強い正義感 (集英社文庫、初刊は2002年11月) この作家は初期の作品からどんどん舞台や作風を変えてきている。そして今後は「誘拐」と …
2 小説 物語に浸る 東野圭吾『容疑者Xの献身』 2007年2月4日 danchan https://blogolfer-danchan.com/wp-content/uploads/固定ページ用画像/201023-2-サイトロゴミニ修正2 横長.png 団野誠ブログ 「晴球雨読」 理系の素養を投影 ストーカーと純愛の間 (文芸春秋社、初刊2005年8月) 2005年下半期の直木賞。作者が大阪府立大で電気工学を学び、日本電装のエンジニ …
2 小説 物語に浸る 横山秀夫『真相』 2007年1月28日 danchan https://blogolfer-danchan.com/wp-content/uploads/固定ページ用画像/201023-2-サイトロゴミニ修正2 横長.png 団野誠ブログ 「晴球雨読」 人はこんなにむごいことをするのか (双葉文庫、初刊2003年6月) 5本の短編はどれも、重くて暗い「人間の業」がもたらす毒がベースにある。人間はこんなにむごいこと …
2 小説 物語に浸る 藤原伊織『シリウスの道』 2007年1月19日 danchan https://blogolfer-danchan.com/wp-content/uploads/固定ページ用画像/201023-2-サイトロゴミニ修正2 横長.png 団野誠ブログ 「晴球雨読」 知的でペダンチック プレゼン場面に臨場感 (文春文庫、初刊2005年6月) 久しぶりの藤原伊織である。『テロリストのパラソル』『ひまわりの祝祭』『てのひらの闇 …
2 小説 物語に浸る 重松清『流星ワゴン』 2007年1月15日 danchan https://blogolfer-danchan.com/wp-content/uploads/固定ページ用画像/201023-2-サイトロゴミニ修正2 横長.png 団野誠ブログ 「晴球雨読」 「現代」を意識か 家庭かかえる問題次々と (講談社文庫、初刊2002年2月) 重松清を初めて読んだ。週刊誌で「いまもっとも泣ける作家」という紹介があったと記憶して …
2 小説 物語に浸る 志水辰夫『男坂』 2007年1月9日 danchan https://blogolfer-danchan.com/wp-content/uploads/固定ページ用画像/201023-2-サイトロゴミニ修正2 横長.png 団野誠ブログ 「晴球雨読」 険しい下り道 あふれる情熱 染みるなあ (文春文庫、初刊は2003年12月) 久しぶりの志水節、シミタツである。期待を大幅に上回る味わいだった。 …
2 小説 物語に浸る 横山秀夫『出口のない海』 2006年11月1日 danchan https://blogolfer-danchan.com/wp-content/uploads/固定ページ用画像/201023-2-サイトロゴミニ修正2 横長.png 団野誠ブログ 「晴球雨読」 理不尽な暴力やいじめ 海軍でもと暗然 (講談社文庫、初刊は2004年8月) 横山秀夫って、戦争小説も書くのか―。驚きであり、新鮮であった。期待をはるかに上回る濃密 …