どよめきとビール 相性を堪能
(2019年9月23日 豊田スタジアム)
観戦チケットが抽選で当たった豊田スタジアムでの2試合のひとつ。豊スタの初戦でもあり、妻と観にでかけた。満席の超満員だった。ぼくらの席は陸上でいうなら第二コーナーの中段あたりだった。
スタジアムの雰囲気は、事前に思っていたよりスポーツマインドに満ちていた。観戦のためイギリスから来日したと思われる熱心なファンもたくさんいた。鳴り物はない。ひとつひとつのプレーにどよめいたり、歓声や拍手が飛び交ったり…。
ぼくの目は芝生の上の選手たちの間を動くボールと、第3と第4コーナーの上にある大型ビジョンの画面とを行ったり来たりした。特に密集プレーの動きはスタンドからはよくわからないので、大型画面のリプレイは、観戦満足度をとても高めてくれた。
プレーは前半、ウェールズがすべてに優っていて、一方的な試合になった。前半終了時には妻が「電車が混む前に帰ろう」というので、後半が始まる前に会場を出た。
豊田駅に向かう大橋に差し掛かったところで、スタジアムから大歓声が聞こえた。スタジアムを振り返ると、スタンドの隙間からバックスタンドの観客の姿が遠目に見えた。ジョージアが後半早々にトライとコンベンションゴールを決めてがぜん盛り上がったらしい。これもラグビーだね。
ビールも楽しんだ。スタジアムに向かう途中の左側のパブでまずグラスに一杯いただいて、試合前の軽い興奮状態を味わった。
スタジアムの席についてから、ハイネケンの特設売り場で買った紙コップで2杯目。前の席の英国人とおぼしき4人の男女は、なんと10数杯のビールを買い込み気勢を上げていた。帰りには豊田駅前で台湾ラーメンを食べながら、3杯目。ラグビーとビール好きの相性の良さも十分に実感できた。
ぼくはこれまでスポーツ観戦といえば、野球かゴルフかサッカーか陸上だった。それがすっかりラグビーも「にわかファン」になり、盛り上がりをしっかり楽しめた。スポーツはやはり最強のコンテンツだ。平和ならば…。